1袋129円の冷凍牛丼 VS 1袋1080円のレトルト牛丼‼🐂

1袋129円の冷凍牛丼 VS 1袋1080円のレトルト牛丼‼🐂

投稿者:松本ジャック

ライターの松本ジャックです。

今回は『VSシリーズ』といたしまして、ネットで購入できる最高級レトルト牛丼と、定番の人気冷凍・レトルト牛丼を食べ比べたいと思います。

試食にお付き合いを頂くのは、男子顔負け週3で牛丼屋に通うしおりさんと、グルメ通のレオさんです。

しおり:こんにちは、楽しみな企画がスタートしましたね!

レオ:一切の忖度はしないから、そのつもりでいてくれ。

松本ジャックお二人とも、よろしくお願いします!それではさっそく、商品を紹介していきたいと思います!

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冷凍どんぶりの具 売上No. 1『すき家 牛丼の具』

松本ジャック: まずは冷凍食品の定番、すき家の『牛丼の具』です。3年連続で「冷凍どんぶりの具 売上No. 1」のブランドということで、食べたことのある方も多いのではないでしょうか?

しおり:店舗の牛丼と比べてどっちが美味しいの? という話題は良く聞きますよね。冷凍の牛丼はまったく食べたことがないので、どれほどのものか楽しみです。

業務スーパーの定番『大盛 牛丼の具』

松本ジャック: 続いては、店舗拡大の勢いが目覚ましい「業務スーパー」の定番、神戸物産の『大盛 牛丼の具』です。

レオ: 近頃はニュースでも、業務スーパーの話題を見かけることが多いな。ただ安いだけでは、ここまで人気が出ることもないだろう。どのようなクオリティでまとめているのかに注目したい。

丼ご飯の素、市場売上No1『DOMBURI亭 牛丼』

松本ジャック: こちらはレトルトでNo. 1の売上を誇ります、『DONBURI亭 牛丼』です。

しおり: カレーとは違って、牛丼はレトルトではあまり見かけませんよね。コスト面と折り合いながら、どのような商品になっているのか興味深いです。

松阪牛100%の高級牛丼 『松阪牛 牛丼の具』

松本ジャック: そして、今回の主役と言っても良いでしょう。阪牛の故郷・松阪市で50年以上の創業となる『松阪まるよし』の牛丼です。

レオ: 最高のレトルト牛丼として、それにふさわしい完成度を期待したい。

まずは味以外のデータを比較

松本ジャック:試食をする前に、私の方で価格や内容量についてまとめました。

※価格は1食あたりの平均で送料は含んでいません。販売店によって値段が変わります。
※肉の量は手作業で計算をしているので、必ずしも正しい割合だとは限りません

しおり:お肉1gあたりの値段まで調べたのですか? お疲れさまです。(笑)

レオ: おかげで、俺たちは味に専念してレビューをすることができるな。

松本ジャック: それではいよいよ実食です!

実食①『すき家 牛丼の具』

松本ジャック: こちら『すき家 牛丼の具』は、70gのお茶碗サイズということです。2つ分の140gで、一人前の牛丼くらいになりますね。(画像は70g)データで見ますと、内容量の割にはお肉の量が多い(37%のが特徴です。お店と同じ製法で作られているということですが、味の方はいかがでしょうか?

しおり: すき家は特に、お店によって味にバラツキがある印象なので「こういう味付けのお店もあるんだな」くらいにしか感じませんね。よく食べている、安心できる味です。玉ねぎは、じっくり煮込んだというよりは、まだ固さが残っているという感じですが、これは好みの問題かなと思います。

レオ: 肉には固さがあるが、細かく切られているので、飲み込むことには苦労しない。店舗の牛丼と比較すると、煮込み時間が短いという印象だ。バランスの良いスタンダードな味付けには安定感がある。

実食➁『大盛 牛丼の具』

松本ジャック: 続いては、業務スーパーの定番『大盛 牛丼の具』です!肉の量でいえば、他の商品の2倍くらいあります。さすがは業務スーパーといった、コスト感の良さが魅力ですね。

しおり: 大手チェーン店と比較すると、お肉の煮込みが足りないのか、ややパサパサした感じがあります。味としては、特に強調する点がないので、七味や生姜、卵など、トッピングを入れながら、変化を楽しんでいきたいですね。

レオ: 肉の臭みが気になる方には、紅ショウガを入れることをオススメする。煮込んだり、肉を焼き直したりと、アレンジをすることもいいだろう。そのまま食べるというよりは、一手間かけることを前提とした味に思える。

実食③『DOMBURI亭 牛丼』

松本ジャック: レトルトの『DONBURI亭 牛丼』です。刻んだしらたきが入っているのが特徴ですね。内容量に対する牛肉の量は18%と低くなっています。

しおり: 正直、お肉の量がさみしいかなと思いました。お肉を遠慮しながら食べないと、すぐに「玉ねぎしらたき丼」になってしまいます。しらたきの食感は、玉ねぎに合っていると思いました。お肉がなくても、しらたきがあることで噛みごたえが生まれてくるようです。

レオ: 肉を食べることを期待していると、肩透かしを食ってしまう。たまごを落とせば、豪華な卵かけご飯を味わうことができるだろう。肉の少なさを嘆くのではなく、幸福な食事にするための最善手を考えてほしい。

実食④『松阪牛 牛丼の具』

松本ジャック: 最後はお待ちかね、松阪牛100%の牛丼『松阪牛 牛丼の具』です!玉ねぎ以外にも、長ネギとニラが入っているのですね。圧倒的な価格差ですが、いったいどれほどの味なのでしょうか?

しおり: 松阪牛の牛丼なんて、初めて食べたのですが……すごいですね!まず、食べる前の香りから違いました。牛丼チェーン店ではなく、高級な肉料理を食べに来たような感じでした。柔らかな牛肉は、つゆの旨味と合わさって、口の中からすぐに消えてしまいます。味はやや甘めで、すき焼きに近い風味です。野菜もとても美味しかったです!

レオ: 牛丼における主役は「牛肉」だが、それはワンマンプレーを意味するものではない。上質な脂の旨味をつゆに溶かし、他の具材たちに吸収をさせることで「自分と同じステージにまで引き上げる」ことこそが、牛丼における牛肉の役割なのだ。この牛丼に乗った松阪牛は、たしかに美味いが、彼の真の功績はそこではない。

俺はこの一杯を食べきるまで、牛肉以外の具材たちから「引け目」をまったく感じなかった。「松阪牛と一緒の丼に入る」ことは大きなプレッシャーになるはずだが、ニラも、玉ねぎも、長ネギも、自らが「松阪牛の美味しさを伝えること」に誇りを持っているように感じられたのだ。

それは即ち、松阪牛や具材を育てた生産者、そしてこの牛丼を作り上げた料理人たちの誇りに他ならない。どんな食べ物でも、それ一つのみでは主役を演じ続けることは不可能だ。周囲の理解と助けが合ってこそ、その魅力と才能は、初めて光り輝くものだ。

調和そのものが誇りであるという、強い信念を感じさせてくれた至高の一杯であった。

まとめ

松本ジャック: しおりさん、レオさん、ありがとうございました!最後にもう一度、データ表を貼っておきたいと思います。

※価格は1食あたりの平均で送料は含んでいません。販売店によって値段が変わります。
※肉の量は手作業で計算をしているので、必ずしも正しい割合だとは限りません

松本ジャック: それでは、お二人とも、まとめのコメントをお願いいたします!

しおり: お店で食べる以外の、色々な牛丼を食べることができて楽しかったです!特に『すき家 牛丼の具』は、家の冷凍庫に常備しておきたいと思いました。お肉の割合が高いというところが、評価したいポイントですね。それから、松阪牛の牛丼には本当に驚きました……そう何度も食べられるものではありませんが、一度くらい体験するのも良いと思います。話のネタにもなりますし、ギフトとしてプレゼントするのもいいですよね!

レオ: 牛丼というカテゴリーでありながら、何一つとして同じものがない。各社の工夫を見ることが出来た、貴重な経験になった。『すき家』など大手チェーン店の冷食は、やはり安定感がある。一方、まだ未完成という印象ではあるが、コストパフォーマンスの高い『業務スーパー』の牛丼には、今後に期待をしたい。安価な牛肉は、やはり脂の質と香りに差が出てしまう。そこをどのように調和させて行くのかが、牛丼の世界の難しさであり、面白さなのだろうと思う。

松本ジャック: ありがとうございました!同じようでまったく違うレトルト、冷凍牛丼の世界、皆さんも一緒に楽しんでみませんか?

それではまた、次回のVSシリーズでお会いいたしましょう!

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