『沿線』をまるごとエコ活用!?沿線まるごとホテルプロジェクトが面白い

『沿線』をまるごとエコ活用!?沿線まるごとホテルプロジェクトが面白い

投稿者:てつお

(画像出典:公式ページより)

人口減少、高齢化、過疎と言った問題は今や日本では避けて通れない問題です。そして、それに対する抜本的な解決策はなかなか見つからないのかもしれませんが、ネガティブな話題ばかりでなく地域ぐるみでその魅力を見直すことで何かを提供し人に来てもらうという取り組みが各地で行われています。

今回ご紹介させて頂く沿線まるごとホテルもその1つで、とても魅力的なものとなっています。

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「無人駅×空き家」を活用した画期的な取り組み、「沿線まるごとホテル」とは?

沿線まるごとホテルは、無人駅をホテルのフロント・ロビーとし点在する空き家を改修して客室として利用して地域の魅力を味わってもらうという取り組みで地方再生に特化した事業プロデュース会社「さとゆめ」とJR東日本が中心となって企画・運営されていますが、その主役ややはり地域全体と言っていいようなものです。

地域の古民家の活用はもちろんですが、地域住民とともに接客・運営が行わることで今までとは違った世界観を構築し、それが新たな滞在型観光、マイクロツーリズムに繋がっていくというものです。

沿線まるごとホテルは2021年2月から東京都多摩地区のJR青梅線で実証実験が始まりました。山梨県小菅村を舞台とし、さとゆめのプロデュースにより始まった実験は700人の村がひとつのホテルにというのがコンセプトになっており、その村ぐるみの運営形態がメディアやSNSを通じて話題となりました。宿泊プランは以下の様なものがあります。

『1つの鉄道(青梅線)2つの駅(白丸駅、奥多摩駅)3つの集落(奥多摩町白丸集落・境集落、小菅村中組集落)』を楽しんで頂く体験・宿泊プラン

・チェックイン JR青梅線 白丸駅(東京都奥多摩町)

・宿泊NIPPONIA 小菅 源流の村(山梨県小菅村)

・チェックアウト JR青梅線 奥多摩駅(東京都奥多摩町)

・プラン料金:お一人様 27,000円(税抜)(1泊2食と体験付き)

また、2022年2月には期間限定で「奥多摩発 五感をひらく源流への道」という企画があり、JR青梅線・奥多摩駅近くの氷川渓谷や登計トレイル、登計集落での散策を楽しみ山梨県小菅村の古民家ホテル「NIPPONIA 小菅源流の村」で宿泊するという内容の企画も実施されました。

自然を感じ、四季折々のエンタメを満喫できる「NIPPONIA 小菅源流の村」

では、沿線まるごとホテルの舞台である「NIPPONIA 小菅源流の村」について少しご紹介しさせて頂きます。まず、宿泊施設は村の名家を利用した「大家」と崖に面した絶景ヴィラ「崖の家」とがあります。そして、地元産の旬の食材を使った料理が楽しめるのですが例えば川魚や山葵(わさび)、季節の野菜や山梨の地物といったものが中心となっています。

温泉や散歩、ドライブ、野菜の収穫、焚火といった四季折々の楽しみ方を提案、案内してい頂けて、このような事も含めて村の方々がホテルの運営をサポートしています。

プランのよって料金は異なるようですが、大家に宿泊する場合で2名1室で1泊2食付きで料金は21,400円となっています。

コロナ禍によって休日の過ごし方も変わってきたような気がしますが、その結果このように地域の中で眠っていた資源が目を覚ます事もあり、何か忘れていた大切なものを思い出させてくれるような気もします。🚆

【沿線まるごとHOTELプロジェクト】
https://marugotohotel-omeline.com/

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