全100組が参加する現代美術の祭典『あいち2022』がこの夏開催!

投稿者:アンナ

全100組が参加する現代美術の祭典『あいち2022』がこの夏開催!

コロナ禍は現在社会が抱えている様残な矛盾や脆弱性、内面に抱える問題を私達に知らしめているように思います。そして、それは本来芸術が持っている役割と同じ部分があるような気がします。

今回開催される国際芸術祭「あいち2022」は、そのような「今」が浮き彫りにされるとともに、地域の歴史・文化と現在アートのかかわりを確認できるイベントとなっています。そんな国際芸術祭「あいち2022」について、その魅力等ご紹介していきます。

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アートの力で今を生き抜く、国際芸術祭「あいち2022」

「あいち2022」は、元々は愛知万博のレガシーとして2010年から名古屋市の愛知芸術文化センターを中心に愛知県内において継続的に行われてきた「あいちトリエンナーレ」という芸術祭が名称変更されたものですが、初の開催となる2010年は何と57万人以上が来場した一大イベントとなりました。

今回のあいち2022のテーマは「STILL ALIVE」となっています。ちなみにこれまでのテーマは、2010年が「都市の祝祭 Arts and Cities」、2013年が「揺れる大地 – われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」、2016年「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅 Homo Faber: A Rainbow Caravan」そして前回2019年が「情の時代 Taming Y/Our Passion」となっていて、それぞれ時代背景や世相を表すテーマで展示が行われてきました。

こうして振り返ると今回のテーマ「STILL ALIVE」が、よりリアルに私達に語りかけてくるように感じます。

「あいち2022」の魅力と今回の見どころは?

今回のあいち2022では32か国から総勢100組のアーティストが参加することが決定していて、現代美術、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなどジャンルを横断した最先端の芸術が発信されることになっています。

現代美術では、最先端の現代美術として国内外の82組のアーティスト及びグループの作品が展示されます。また、パフォーミングアーツとして、国内外の先鋭的な舞台芸術作品等が上映される他、パフォーミングアーツをより深く知るためのレクチャーやトークなども開催されます。

そして、ラーニング・プログラムでは「アートは一部の愛好家のためのものではなく、すべての人がそれぞれのやり方で楽しみ享受するもの」というコンセプトに基き、様々な層の人のための「ラーニング・プログラム」が実施されます。

このように最先端のアートを楽しめる企画が、オンラインイベント等も含めて愛知県内各所で開催される予定となっています。

会場は次のとおりとなっています。

〇愛知芸術文化センター

〇一宮市

〇常滑市

〇名古屋市有松地区

開催期間は2022年7月30日(土)~10月10日(月・祝)の73日間で、チケットは、フリーパス(記名本人に限り、各会場を何回でも見てまわることが出来る。)、1DAYパス(当日に限り、各会場を何回でも入場出来る。)に分かれていて、それぞれ前売りが一般2,500円と1,500円、高校生以上の学生が1,700円と1,000円、パフォーミングアーツ等は別途入場券が必要となっています。

芸術はいつの時代もそれぞれの最先端を行くもので、私達が気づいていないことまで写し出してくれるものですが、コロナ禍の現在だからこそ尚更、「STILL ALIVE」というテーマに沿った現在芸術の数々が重みを持ってくるような気がします。

【あいち2022】
https://aichitriennale.jp/

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