若者の○○離れについて考えよう!今回は若者のゴルフ離れについて考えてみた

若者の○○離れについて考えよう!今回は若者のゴルフ離れについて考えてみた

投稿者:ユージ

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ゴルフに限らず、何事も「やってみる」までのハードルが高い

ユージ

こんにちは、アミューズライターのユージです。

今回は「どうすれば若者がゴルフをやってくれるのか」について、考えていきたいと思います!

さっそくですが、ゴルフといえばうちのプロジェクトの一つで『ゴルフガールズ』の企画者であり、3年ほどゴルフの経験があるという高波さんは、若者のゴルフ離れについてどう思いますか?

高波

ゴルフに限らず、どのようなスポーツや趣味でも始めてもらうまでが大変ですよね。

先日、当社で『フリースタイルバスケ』の記事が掲載されましたが、例えばフリースタイルバスケを「面白いからやってみなよ」と言われても、実際にはなかなか手が出せません。

ユージ

たしかに「やってみたら面白いこと」は、たくさんあると思います。

自分が興味を持っていないジャンルでも、それに夢中になっている人が大勢いるのですから、どこかに必ず面白い要素がありますよね。
ただ、それを始めるまでのキッカケがないと、始めようとは思えません。

ゴルフを始めてもらうキッカケはどのように作る?

ユージ

私たちの身の回りには、たくさんの面白いことがあります。
その中から「ゴルフ」を選んでもらうためのキッカケを作ることが大切ということですね。

高波

その通りです。
雑誌で目にする『若者のゴルフ離れ』の記事では、「地道な環境づくりが大切だ」「今後のゴルフ業界に期待したい」といった、曖昧な結論にしかなっていません。

ライバルとなる他の娯楽と比較して、「ゴルフの方が面白そうだ」という魅力やメリットを用意できないと、初心者を増やすことなんて出来ないですよね。

今は、無料で楽しむことができる娯楽が山ほどありますので……。

ユージ

そもそもゴルフをやっている人って、どういうキッカケで始めるのでしょうか?
ゴルフというと、接待とか付き合いというイメージがあります。

高波

というより、ゴルフを始めるキッカケが接待や付き合いくらいしかないんですよね。
誘われてやってみた結果、ゴルフにハマったという人もいますが、人間関係のストレスでゴルフに嫌気がさして、辞めてしまったという人も多いです。

ユージ

ゴルフはコミュニティのスポーツで、だからこそ面白くもあり、広がりにくいということでしょうか。

「誘われたから始める」以外のキッカケや、「最初のコミュニティ」を離れても楽しめるような環境が必要なのかもしれません。

声をかけただけでは、誰もゴルフをやってくれない!

高波

「ゴルフもやってみたら楽しいよ?」と誘うのは簡単ですが、それだけで相手のモチベーションを引き出すことはできません。

もし逆に相手から、自分が興味を持っていないジャンルについて「 やってみたら楽しいよ?」と言われたとして、やってみようという気持ちになれますか?

ユージ

まあ、なりませんよね。(笑)

高波

何かを誘う時には、「一緒にやろう」と誘わなければいけません。
それは、『初心者である相手が自分で楽しめるようになるまで責任を持つ』と言う意味でもあるとおもうんです。

ゴルフに誘っておきながら、ろくに練習方法やマナーも教えずに、相手が未熟なまま無理やりコースに連れ回してしまうようでは、ゴルフに誘う資格すらないと思います。

ユージ

誘うからには、相手が自立して楽しめるようになるまで面倒をみる、ということですね。
たしかに誘われた方も「そこまでサポートしてくれるならやってみようか」という気持ちになります。

高波

同じことがゴルフ業界全体にも言えるのです。

若者や初心者たちに「ゴルフをやってみませんか、面白いですよ」と訴えるのはいいですが、では彼らが楽しめるようになるまで責任を持つ覚悟が出来ているかというと、そうではないように思います。

ユージ

先輩ゴルファーが初心者をフォローしてあげるように、それを業界全体で行う必要があるのですね。具体的に、業界はどのようなフォローができると良いのでしょうか?

高波

それは簡単です。

ユージ君のようにゴルフに興味のない人が、私などに誘われるまでもなく「ゴルフをやってみようかな」と思えるくらいに、迎え入れる準備をすればいいのです。

どこまでフォローされればゴルフを始める?

高波

では、どのような条件が整えばゴルフをやってみようと思えますか?

ユージ

うーん、そうですね……。
ゴルフのことはほとんど分からないのですが

「道具や練習にお金がかかりそう」
「練習の仕方が分からない」といった不安があります。

高波

それでは『初心者限定で、ゴルフ用品と練習場を無料レンタルし、初心者のための練習用カリキュラムも用意してくれる』という条件ではどうでしょう?
事前にユージ君が用意しておくものは何もありません。

運動のしやすい格好で練習場にいくと、クラブやシューズを無料で貸してくれて、初心者用のレッスン動画をタブレットで見ながら、心ゆくまで無料で練習が出来ます。
さらに練習場に所属しているプロのレッスンコーチが、短時間のアドバイスもしてくれます。

ユージ

ええっ、ぜんぶ無料ですか!?

高波

ただし、無料なのは練習場がユージ君を『初心者』と評価している間だけですよ。
初心者を卒業したあとは、通常のお客さんと同じように料金がかかります。

ただ、ゴルフで初心者を卒業するまでには時間がかかりますし、ゴルフが自分にあわないと思えば、とっくに辞めているでしょうけどね。

もし初心者を卒業してもゴルフをやりたいと思うのであれば、それはとっくにハマっている証拠です。

ユージ

そこまでしてもらえるなら、試しにやってみようという気持ちになるかもしれません。

合うか合わないか、それがわかるまでにお金をかけるのがイヤなのですが、無料でサポートしてくれるのなら、その心配もありませんよね。

高波

ユージ君が興味を持ってくれたみたいなので、さらに条件を追加しましょう。

練習場には、最新のゴルフウェアやグッズが揃えられていて、無料で試着をしたり、撮影を楽しんだりすることも出来ます。さらにドリンクバーやアイスクリームも無料、シャワールームも用意されています。ゴルフ雑誌や漫画もずらりと読み放題です。

初心者を卒業した後は、プロゴルファーやタレントが在籍するゴルフサークルに無料で入会することが出来て、一緒に集まって練習やラウンドをしたり、情報交換をすることも可能です。季節ごとにメンバーを飽きさせないイベントが用意されていて、ゴルフ以外の話題でも交流ができる場が用意されています。

ユージ

至れり尽くせりで、これは心強いですね。
初心者を卒業した後のフォローもしてくれるのは嬉しいです。

高波

上達をしたご褒美は、やっぱりゴルフ場でラウンドを楽しむことです。
しかしゴルフをする上で、一緒にプレイをする仲間を集めることが一番難しかったりします。

また仲間がいたとしても、同じ顔ぶれで回ることに退屈したり、人間関係にストレスを感じたりすることもありますよね。

メンバーのマッチングや、マナー講座、トラブルが起きた時の対応など、ゴルフを楽しむ上でのストレスすべてについて、無料でサポートをしてくれるとしたらいかがでしょうか?

ユージ

さすがにそこまでされてしまうと、むしろ申し込みがすぐに埋まってしまいそうな気がします。(笑)

高波

そこまでしなければ意味がないですし、個人的にはこれでもまだまだ足りないと思っていますよ。(笑)

高波さんの案は実現が可能なのか?

ユージ

高波さんの提案には驚きました!

あそこまで無料でサポートしてもらえたら、自分でもやってみようと思いますし、ゴルフ業界は本気でプレイヤーを増やしたいんだなと関心を持ちますよね!

高波

破天荒な提案に見えたかもしれませんが、実はそんなにハードルは高くありません。
現状、どこの練習場も打席は空いていますし、無料で貸し出しをできるクラブなんて捨てるほどにあります。

練習用のカリキュラムも、タブレットやテキストでまとめればすぐに出来ます。
全国の練習場が『初心者はレッスン無料!詳しくはフロントまで』と張り紙をしてくれるだけで、ゴルフ人口は増えていくと思いますよ。

あとは各練習場ごとに、個性のあるアイデアを打ち出して、お客さんを増やしていけばいいのです。

ユージ

レッスン無料でゴルフにハマった人たちがお客さんになれば、練習場やゴルフ場にもリターンが期待できますよね。

無料で育ててもらった感謝もありますし、人間は慣れた環境で練習をしたいと思うものですから。

高波

まさにその通りです。

初心者を卒業するまでには、目安として三ヶ月から半年くらいの時間がかかると思います。その間の費用を練習場がサポートすることで、その後の何年、何十年とゴルフにお金を使ってくれるプレイヤーを育てることができるのですから、メリットは大きいですよね。

ユージ

誘った側には、誘われた相手が安心して楽しめるようにサポートをする義務がある
これは、ゴルフ以外のサービスや娯楽でも、同じことが言えると思います。

娯楽の幅が広がり、無料で様々なものが楽しめるようになった現代では、いかに手厚く相手をフォローしてあげられるか、ストレスのないコミュニティとして居場所を作ってあげられるかが大切なのでしょうね。

それでは高波さん、今回はありがとうございました!

高波

はい、お疲れ様でした!

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