【2022年】新年のご挨拶

【2022年】新年のご挨拶

投稿者:代表 高橋

Act Amuse Japan株式会社、代表の高橋です。

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年度も宜しくお願い申し上げます。

昨年も引き続きコロナ禍の年となりましたが、新型コロナが世に蔓延し早二年が経過しようという中で、昨年はコロナ禍二年目の年でもありました。

引き続き、まだ油断のできない状況である事には変わりありませんが、昨年秋〜年末にかけては若干の収束ムードも漂い人の流れも少しづつ戻ってきました。また、日常生活や仕事においても良い意味でコロナ慣れをしていた我々は、コロナ禍によって生み出された様々な便利なツールなどを駆使しその生活様式にも少しづつ順応してきたといえます。

新型コロナウィルスにより多くのものを失ったのは確かですが、ある意味ではコロナ禍により得たもの、進化したものもあります。仕事に関する考え方や捉え方、というのもその一つと言えるでしょう。

コロナがなくとも、遅かれ早かれリモートワークの普及であったりビジネス様式の様々な変化というものは近い未来に起きていた事だと思いますが、これはコロナ禍により早められたものだと考えます。先入観にとらわれない柔軟な仕事への考え方や意識というものは、コロナ過をきっかけに見直され新たに構築されていったものの一つだと思います。

その他にもコロナ禍により生み出された様々なツールやサービスはコロナ禍での生活をより便利にし、我々もそれに順応してきました。

そして大切なのは、それらが生み出された事により「人々の物事に対する捉え方・考え方」事態に変化をもたらしたという部分です。

ADVERTISING

便利になる事と引き換えに払う「代償」について考える

コロナ禍に限った事ではありませんが、あらゆるツールやサービスが世の中に普及していく度に感じる感覚として、「この便利さを手に入れた事で失うものはないだろうか」と考える事が近年多くなりました。

あらゆる物事が「便利」になるという事は、もちろん人を豊かにする一面はあると思います。しかし、それは必ずしも直結するものだとは限りません。便利さ=豊かさであり、世の中が便利になるという事で人の心までも豊かにし必ず幸せになる。手放しにその様に言い切る事はできません。

もちろん、あらゆる事が便利になり効率化されれば、その分人々は時間を有意義に使う事ができる様になり、家族や友人、恋人と過ごす時間だったり、人生の大切な時間を自分の好きな事に費やす時間も増えるでしょう。それは一つの理想的なかたちと言えます。

しかし同時に考えなければならないのは、その便利さを得た事により払う「代償」についてです。

例えば、現代ではスマホや様々なアプリが普及し表面的には簡単に人と繋がれる様になりましたが、その分「人が相手を深く想像する機会」というものなどは失われていっているものの一つなのだと感じます。

遥か昔から考えれば、視力や聴力、記憶力などの人間の根本に備わっている能力も近代化により便利さを手に入れた時から「退化」していったものと考えられていて、今後、想像する力やその他にも人が本来有する根本的な能力を便利さを手に入れる引き換えの代償として失っていく可能性があるという事については、今後考えていく必要のある一つのテーマとして向き合うべきだと、私自身も考えるようになりました。

決して便利さを否定しているわけではありません。それだけに捕らわれず、便利さも一つ選択肢として捉えて柔軟に考えていく事が必要なのだと思います。そして、便利さの先にはそれぞれがまた想像し合う未来があると願っています。

これからも「人の心」に目を向け続ける企業に

風邪をひいた時にこそ健康の有難みが分かる、ではありませんがコロナ過により中々人と満足に会えなかった中で最近では少しずつ直接対面で会える機会が増えてきましたが、その過ごす時間の濃密さや有難みを改めて実感させられます。

前述させて頂いた様な事も含め、コロナ過により気付かされた事、考えさせられた事は昨年も多くありました。起こった事というのはもはや変える事はできませんが、「過去に対する解釈を考え直す事」はできます。

新型コロナはまだ収束していませんが、近い未来、それが本当に終わった時にその中で過ごした時間をどう捉え、解釈し、今後に活かしていくのかという事に関しては自分次第です。

我々はこれから先も世の中がどんなに便利になろうと、人の心に目を向けて誠実に向き合い価値を提供していける企業として今後も精進して参りたいと思います。

改めまして、皆様今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

Act Amuse Japan 株式会社 
代表取締役社長 高橋寛之

この記事をシェアする

関連する記事